消化器系

2013年11月25日 月曜日

胃癌に対する腹腔鏡手術の進歩 國崎主税教授

2013年11月14日 ホテルキャメロットジャパン
演題「胃癌に対する腹腔鏡手術の進歩」
演者:横浜私立大学付属市民総合医療センター 消化器病センター教授 國崎主税先生
内容及び補足(含質疑応答)「胃癌の危険因子は、タバコ、アルコール、変性アミノ酸、ピロリ菌などがある。2004年日経メディカル誌に掲載された胃癌治療のランキングで横浜市立大学附属病院は全国2位の評価を得た。胃癌の手術治療において病院格差が大きく、それを是正するためにガイドラインを作成している。しかし、現時点において、これだけ胃癌の手術の一方式として腹腔鏡手術が多数施行されていながら、2010年発行の胃がん治療ガイドライン(第3版)において標準治療として推奨されないが、融合とされる研究的治療として位置づけられている。開腹手術と比較して予後の改善が確認される必要があるからである。
腹腔鏡手術が開発され、厳格な手術適応で早期の胃がん患者に対して行われてきた。出血量が少ないこと、手術創が小さいこと、手術後短期間で退院できること、術後の癒着が少ないこと、術野の拡大が可能であることなどがある。デメリットとしては、特殊器具を使用することによるコストと術者の熟練が必要であること、お腹に気体を入れて空間をつくる(気腹)必要があること、特異な合併症がありうること、摘出物の回収が困難なこと、手術操作に制限があること(腹膜に転移があった場合には開腹手術となる)、手術時間が長くなる傾向にあることが挙げられる。その他にあまり言われていないが、開腹手術よりも腹腔鏡手術の方がより術者の技量の差が出てくる。
2009年の院内がん登録全国集計のデータでは、0~1期の対象者が主流であったが、その後徐々に手術対象が拡大されてきている。当院においては、さまざまな手術のデータを患者さんにお話しして、術式を決定している。当然開けてみて、腹腔鏡手術から開腹手術に変更となることもお話ししている。

当院においての開腹手術と腹腔鏡手術のケースコントロールスタディの結果においては短期・長期治療成績は同等であった
参:「横浜市立大学附属病院の腹腔鏡補助化の胃がん手術について」
手術術式としては、お腹に5~10㎜程度の穴を5ヶ所開け、最後に摘出物を取り出すために4㎝程の切開を入れる。


投稿者 川村内科診療所

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